植物原料について

トップ > 植物原料について

シアバター

シアバターとは西アフリカを中心としたサヘル地域に自生する「シアバターノキ(Vitellaria paradoxa)」の種子から採取される植物性油脂です。成長が遅く、最初に実をつけるまで約15-25年以上かかります。近年、そのすぐれた効能から、化粧品業界で注目を浴びるようになってきています。現地では食用やスキンケア・ヘアケア剤としてはもちろん、赤ちゃんのマッサージや筋肉痛のケア、鼻炎治療や火傷治療、脳髄膜炎予防などに使用されています。

シアバターはオレイン酸とステアリン酸を主成分とし、さらに皮膚によい微量成分がたくさん含まれています。特に、西アフリカ産のシアバターは、皮膚の乾燥を防いで柔らかくし、治癒プロセスをサポートすると言われるトリテルペンが非常に豊富です。他にも、細胞を守るビタミンEやプロビタミンA、荒れたお肌を整えるといわれるアラントインが含まれており、シアバターが古代からクレオパトラやネフェルティティといった美女たちに使われてきたと言われているのも頷けます。